Monday, April 20, 2015

最近見た映画、オススメです。

DIOR and I
気になる現在のCHRISTIAN DIORのCREATIVE DIRECTER
RAF SIMONSが一体何者なのか調べていたところ、彼についての映画が上映している事を
知ったので早速見て参りました。『Raf Simons (ラフ、シモンズ)はベルギー人の元家具デザイナー、パリコレで最初に見たマルタン、マルジェラのショーに強く影響されファッションデザインに移行する。ファッションデザインは独学』。その後最初の自身のブランドを手がけ、その後ジルサンダー、その後DIORのクリエイティブディレクターに抜擢される。ミニマリストと人は評価するが自分はそのような事に驚いている。

ここしばらく見たいと思う映画が無く、こういうインディーでノンフィクション
な今日この頃の気分なのでこの映画を知って凄く嬉しかったです。こういう映画は実際に起きた事が学べるチャンスなので見逃せません。特に今の難しい時代にコツコツタイプ(後で知る)で突然現れた様な存在だと思うのでそういう方の信念やユーモアが伺えました。

さて、映画はマンハッタンでも数少ない海外のインディー映画等を上映しているこじんまりとした映画館、なかなかローカルな雰囲気が私は気に入りました。最初に目指した夜7:30はSOLD OUTでしたのでその次の9:40分からのを即購入。チケットは$13ドルでした。(West Village にあるFILM FORUM という映画館)

来ているお客さんたちは年齢層が広く、お洒落関連の人から、
どこかの会社のCEOの女性、可愛い服装をしたフランス語を話している女子達、オタクなだけかな?と伺える客層でそういうのも見ていて楽しかったです。映画はほぼフランス語で英語字幕でした。

一度見て頂くと分かると思うのですが普段見れないファッションショーのクチュールコレクション(一つのブランドでもReady to Wear とCoutoure が有り、クチュールという意味はそのブランドの中でも一番ランクが上の発表)は実際私たちが想像する以上に責任重大、DIORの歴史に基づいて新参者のRafが新しくブランドのイメージをリフォームするのはプレッシャー大です。期限付きに大掛かりな作業、緊迫して皆がクチュールのコレクションと言う一つの物を作り上げている段取りが良く伺え、まるで自分がそのチームにいる様なドキドキ感で見れたのも素晴らしかったです。コレクションの舞台裏は人が多くてアタフタですが普段入れても私とかはバックステージ。コレクションを作るのってなかなか見れませんし実際職人さんのポジションもいろいろ有り、一人一人が何十年と歴史を踏んでおり、どれだけの作業が行われているか改めて自分の中の想像だけでなく、確信も出来ました、又本来のクチュール作りの素晴らしさに対して更にあこがれが強くなりました。私は人の手で作られた物が好きですが、今の現代は人が作ったもの物がだんだん少なくなり悲しくも思えます、しかし良い物は何時の時代もやはり人の手で丁寧に作られるのだと実感する事が出来、大変嬉しくなりました。

どのレベルに行き着いても一生勉強、戦いなのだなと実感出来ましたし人をまとめる物って何だろうというという考えたときに、答えは信念だったり、リスペクトだったり、歴史だったり、沢山あり、Rafの意志を貫くタイミング等いろいろ学べました。

洋服に限らず、歴史のあるものを引き継ぐ成功法、ものつくりに興味の有る方
今の時代をさまよって方向性が分からない方、一度見たら良いと思います。
おすすめです。









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